仮性包茎で受けた衝撃の大きさ

軽いショックも覚えるのが、自分が仮性包茎であることを知った時です。
包茎の概念を覚えたての中学生が受けるショックと、社会人で受けるショックではかなり違いがありますが、どちらにせよ深刻な問題に変わりはありません。
その治療法はすでに確立しており、手術にもそれほど手間はかからないのが一般的です。
特に最近は日帰りで手術ができる体制が整っており、どのクリニックでも入院なしでその日からお風呂に入れるなど、簡単な治療が主流と聞きました。
皮が長くなって、不潔になりやすい仮性包茎は、そのままにしておくと性器の発育が阻害されます。
そのため、若い頃から皮をむく習慣をつけるように注意されると聞きました。
ただ、これも正しいやり方をしないと、皮だけが伸びてしまって結局良い形にならず、手術が必要です。
ある意味で男性の宿命とも取れる包茎は、それに対して真正面から向き合う姿勢が何よりも重要になります。
それは、今後の対処の仕方にも直結するわけです。

仮性包茎ではないケースもある

自分では仮性包茎だと思っていても、実は違うというケースは多いのです。
包茎の判断はカンタンなようで難しいのです。
自分の思い込みで判断しては危険です。
医師の診断を受けることをおすすめします。
性交渉のときに不快感を覚えるようであれば、治療をしたほうがいいでしょう。
仮性包茎は治療が不要だと言われていますが、症状にもよります。
真性包茎やカントン包茎に近いケースは、治療をしないと性交時の痛み、包皮の亀裂などに発展します。
まずは専門クリニックで診断を受けることです。
カウンセリングでは、医師と相談しながら治療を行うかどうか決めていきます。
多くの場合において手術を勧められます。
最も確実で効果のある治療法だからです。
矯正器具による方法もありますが、確実性は低くなります。
ほとんど効果がないばかりでなく、逆に症状を悪化させることもあります。
手術よりもリスクが高い方法だと言っていいでしょう。
現在の手術は「無痛治療」もあるため、ほぼ無痛状態での手術もできるのです。

仮性包茎で遅漏になることもある

仮性包茎で遅漏になるとは思わないでしょう。
ほとんどの方は、早漏になるというイメージがあるでしょうが、遅漏になるケースも少なくありません。
重度の仮性包茎だと、包皮を完全にむくことができません。
性交時も包皮を被った状態になりますので、亀頭への刺激が弱くなってしまうのです。
粘膜状態の亀頭が露出すれば早漏になるのですが、包皮がむけない状態では亀頭が露出しませんから、結果として遅漏になるわけです。
包茎の状態は、早漏・遅漏にしてもデメリットしかないわけです。
恥垢は尿や精液、皮脂腺からの分泌物などによってできています。
これがすごい臭いを発するのです。
男性は臭いに鈍感ですが、恥垢の臭いはハッキリ分かるほど強烈なものです。
女性の場合も、もっと強烈な臭いに感じています。
包茎治療は自分のためだけに行うのではありません。
パートナーに不快な思いをさせないためにも必要なのです。
包茎の状態は、自分・パートナーを問わずに感染症のリスクを高くします。